昭和天皇の妃、香淳皇后の生涯をまとめた実録が完成、天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻に渡されました。

 「香淳皇后実録」は、宮内庁が元側近の日記や公文書を収集し香淳皇后の生涯をまとめたものです。

 2008年からおよそ17年かけて編修が行われ、総ページ数は3822ページに及びます。

 ご公務の記録のほか、ご結婚やご出産などについても記されています。

 18日に天皇皇后両陛下に、19日には上皇ご夫妻にも完成した実録が渡されました。

 宮内庁の西村泰彦長官は、「本実録を通して、激動の時代を昭和天皇のお側にあって全国民と共に歩まれた香淳皇后の御生涯について理解が深まることを期待している」などと所感を発表しました。

 実録は、来月9日に宮内庁のHPで公開される予定です。