ノーベル賞のパロディー版「イグ・ノーベル賞」が発表され、シマウマのようにしま模様にした牛には虫が寄りつきにくいことを確認した日本人の研究者らが受賞しました。

 イグ・ノーベル賞は人を笑わせるようなユニークな研究が対象です。

 今年は茨城県にある農業・食品産業技術総合研究機構の児嶋朋貴さんらの研究グループが選ばれました。

 黒毛の牛に白い塗料を塗ってシマウマのようにしま模様にした結果、他の牛に比べて血を吸う虫の数が半分程度に減ったということです。

 今回の研究は畜産農家の害虫対策の向上などにつながる可能性があります。

 イグ・ノーベル賞の日本人の受賞はこれで19年連続となりました。