自民党の新総裁が決まった後に行われる総理大臣指名選挙について、立憲民主党の野田代表は来週にも日本維新の会と国民民主党に協議を呼び掛ける考えを明らかにしました。

立憲 野田代表 「野党第1党、2党、3党と固まれば、首班指名選挙で衆議院では勝てる可能性がある。その可能性を全く探らないというのはおかしなことだと思っていますので」

 野田代表は「まず3党が足並みをそろえられるかどうか調整をすることが前提だ」と述べ、野党連携に向け努力する姿勢を強調しました。

 来週にも3党の国会対策委員長が協議する見通しです。

 ただ、日本維新の会と国民民主党は総理大臣指名選挙でそれぞれの党首に投票する考えを示していて、一本化するのは難しいのが現状です。

 さらに安全保障や原発を巡る基本政策に違いがあるほか、立憲、維新、国民の3党を合わせても議席数が過半数を満たさず、自民党の新総裁が選ばれた後に野党連立政権が誕生する可能性は低い状況です。