3連休最終日各地でにぎわいを見せるなか、13日閉幕する大阪・関西万博では、涙を流す人の姿もありました。
■大阪・関西万博 “涙”の閉幕
色とりどりの旗に彩られた万博会場。13日午後4時すぎからミャクミャクを先頭に、来場者などすべての関係者に感謝を伝えるフラッグパレードが始まりました。
参加する158の国・地域や国際機関などの万国旗を風にたなびかせ、会場全体を練り歩きます。
パレードは大屋根リングを通り、夕日をバックにフィニッシュ。10月の3連休最終日、184日間にわたって開催された大阪・関西万博は13日、閉幕します。
入場ゲートの行列や…熾烈(しれつ)なパビリオン争いも13日で見納めです。12日までに一般の来場者数は2500万人を突破。4月13日の開幕から多くの人を楽しませてきました。
入場直後から涙ぐんでいる来場者も…。
来場者 「寂しい、寂しくて…お迎えしてもらったので泣けます」 「(Q.万博には何回来た?)きょうで31回目です」 「(Q.どんな思い出がありますか?)数えきれないです。ミャクミャクに…やめて…」 「電車の中から泣いています。始発で来たけど、ぎゅうぎゅう詰めの中ひとりで泣いていた」
午後2時から行われた閉会式には、秋篠宮さまや吉村知事らも出席。
大人気になった公式キャラクター「ミャクミャク」は、感謝や未来を表現したダンスを披露しました。
ミャクミャクといえば、グッズの売れ行きも好調だったことから運営収支が280億円の黒字となる見込みです。
そんな万博成功の立役者に…石破総理から感謝状が贈られました。
石破総理 「これからもみんなの前に来てくれるよね?」
ミャクミャク 「はーい!またみんなに会いたいな。ミャクミャクはいつでもみんなのそばにいるよ。ミャックミャック」
■ゆるキャラ ハードル走に挑戦
万博のマスコットキャラクターがみんなとの再会を誓うなか…。
青森では、マスコットキャラクター同志の熱い戦いが繰り広げられていました。
地元の“ゆるキャラ”が赤組と白組に分かれて対決。
スタッフ 「アキレス腱(けん)を伸ばしましょう」
準備体操のあと、挑むのは…ハードル走です。キャラクターの足の長さに合わせて、ハードルの高さは15センチ。
赤組の「つてっちー」は華麗に飛び越えますが…「いくべぇ」にとってはギリギリです。
あらあら…ハードルを倒してしまいます。
3種目で争った結果…軍配は赤組にあがりました。
「いくべぇ」は手伝ってもらいながら、表彰状を手にしました。
「(Q.誰の応援にきたの?)つてっちー」 「(Q.活躍はどうだった?)可愛かった」
■焼肉食べて絶叫 参加者のホンネも…
“熱い戦い”は大分でも…。
参加者 「地声が大きくてヒソヒソ話もできんかった。けど、きょうは大きな声が出せるぞー」
湯布市の牧場で行われたのは「牛喰い絶叫大会」です。今年で51回目となる、スポーツの日恒例イベントになっています。
大会のルールは単純明快。地元で育った「ゆふいん牛」で腹ごしらえをしたあとに…。
参加者 「春の健康診断で太りすぎで再検査になりました。この夏頑張って5キロ痩せました。妻娘褒めてくれ」 「(Q.お肉いっぱい食べた?)400グラムくらい食べました」
秋の空に向かって思いの丈を叫ぶだけ。
参加者 「パパースイッチ2買ってー」 「きょうは中学の同級生と同窓会。きょうくらいは介護、養育費、血圧の話はやめましょう。以上です」 「コメの値段が高い、卵も高い、何もかも高い。変わらないのは夫の給料。夫がんばれー」
子どもから大人まで、それぞれの参加者の心からの叫びに会場は歓声に包まれました。
■マヌルネコ赤ちゃん トリオ命名
名古屋では13日、運命の日を迎えた動物がいました。
「(Q.きょう何を見た?)ゴリラ。大きくて、お尻見えた!」
イケメン「シャバーニ」がいるゴリラコーナーは大人気。しかし、13日は、それよりも注目を集めたのが…。
それが、マヌルネコの3匹の赤ちゃん。5月に生まれたばかりです。13日、新たなアイドルの名前が決まりました。
司会 「マヌルネコの子たちの愛称は…ノブ・ヒデ・ヤス」
名前の由来は、愛知県ゆかりの三英傑。飼育員が考えた3つのパターンの中から投票で選ばれました。
来園者 「可愛かった。良い名前だと思う」 「もっと数が増えてほしいなと思う。いままだ少ない希少動物」