仙台市が、青葉区に整備する音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設の基本設計中間案を公表しました。最大の特徴は、1階の交流ロビーを中心とした吹き抜けの空間です。
中間案によりますと、施設は地下2階地上4階建てで延べ床面積は約2万7400平方メートルです。
年間の来場者は54万人を想定し、2031年度の開館を予定しています。
最大の特徴は、1階の交流ロビーと各階のフロアで立体的に構成される吹き抜けの空間です。他のフロアを見ることができるため、新たな交流を生み出すことが期待されます。 2階や3階には、災害文化に関する展示や市民が文化芸術活動の場として使うことができる練習室などが設けられます。
大ホールはオペラやバレエ向けに舞台と観客が向き合う形式から、クラシック音楽向けにステージを360度、観客が取り囲む形式に舞台転換が可能で2000席が用意されます。
郡仙台市長素材頭「文化芸術や災害文化などの多様な活動が多層的に交わる空間の中で、街を豊かで強靭にする仙台ならではの文化を創造し、世界に向けて発信をする。そのような施設になるよう整備を進めてまいりたいと考えております」
建設費は約548億円で、当初の概算より200億円ほど増加しています。