保険診療を受診する際に必要な健康保険証が2日からマイナ保険証に一本化され、持っていない人は資格確認書の提示が必要になります。医療現場に目立った混乱は見られませんでしたが、マイナ保険証の利用には様々な声が聞かれました。
仙台市青葉区のかわむらこどもクリニックでは、これまでマイナ保険証の利用率は4割ほどと厚生労働省がまとめた全国平均とほぼ同じでしたが、完全移行した2日の午前中は利用率が約7割に増えました。
「おくすり手帳を忘れたという時、この中にデータ入ってますからというので、そういうこともできるのねと。それが便利だなと」
一方で、資格確認書を提示した親子連れも。マイナンバーカード自体は持っているものの、持ち歩くことに抵抗があるということです。
「資格確認書が使えるんでしたら、それで私はいいかなって思っています。持ち歩くことがちょっと怖いなって思いますね。そんな情報入ってるなら、お家に置いておきたいので」
混乱を避けるため、2026年3月末までは暫定措置として従来の健康保険証でも保健診療が受診できます。
職員「従来の保険証も3月までは使えるよということは話しますけれども、マイナンバーカードを申請するか資格確認書も必ず次回の時には確認したいので持ってくるように、声掛けするようにしてますね」
厚生労働省は、診療や調剤のデータに基づいた医療が受けられるなどのメリットがあるとして、マイナ保険証の更なる利用を呼び掛けています。