自民党の渡辺拓宮城県議会議員が、宮城県職員にパワハラ行為をしたとされる問題について審査する、県議会の政治倫理審査会の初会合が開催されました。政倫審は議員辞職を勧告することもできる組織で、2027年までに10回程度会合を開催して意見を取りまとめます。

 初会合では21世紀クラブの吉川寛康議員を委員長に選んだほか、審査の進め方などを確認しました。

 政倫審は、渡辺拓議員が宮城県職員に「最悪の人間だ」と発言するなどのパワハラが疑われる言動について調べるために設置されました。宮城県議会に政倫審が設置されるのは初めてです。

 全7会派の7議員が委員を務め、外部の専門家や渡辺議員本人からも意見を聴く予定です。

 15日の初会合を含めて10回ほど開催し、2027年2月の宮城県議会定例会で審査結果を議長に報告する予定です。

 政治倫理審査会委員長吉川寛康議員「県議会初めての政治倫理審査会の重み、位置づけの共通認識を図らせていたきました」

 初会合の終了後、渡辺議員も記者団の取材に応じました。

 渡辺拓議員「公正中立、しっかりとして審査が行われることを期待申し上げて、私としてはあくまで事実に基づいてあったことはあった、なかったことはなかったとしっかり申し上げると」

 この問題は8月、自民党・県民会議に所属していた渡辺議員が、会派から厳重注意を受けたことで発覚しました。

 渡辺議員はその後、迷惑を掛けたとして会派を離脱し無所属で活動していますが、自民党からは離党していません。

 一連の言動については渡辺議員が「パワハラに当たらない」と主張しているため、自民党・県民会議の呼び掛けで政倫審が設置された経緯があります。