戦後81年経ち、日本国籍の回復が認められたフィリピン残留2世の女性に、日本のパスポートが手渡されました。12月にも、生き別れた父が暮らした沖縄を訪れ、親族対面が実現します。

 フィリピン残留2世の賀数アデライダさん(90)は太平洋戦争中に日本人の父・賀数昇さんと生き別れました。

 父・昇さんは戦後、日本に強制送還されたためアデライダさんはフィリピン国内で父子関係を証明することができず、無国籍状態となりました。

 去年6月、テレビ朝日が報じた別の残留2世の姉妹と日本の親族の80年越しの対面のニュースが現地のテレビ局で取り上げられたのをきっかけに、アデライダさんは支援団体に調査を依頼。

 その結果、両親の婚姻記録が国立公文書館で見つかり、3月、日本国籍の回復が実現しました。

 そして23日、在フィリピン日本大使館を訪れたアデライダさんに、日本のパスポートが手渡されました。

フィリピン残留2世 賀数アデライダさん 「本当にありがとうございます。願いが届き、パスポートを受け取ることができました。日本、沖縄を訪れるのが楽しみです」

 先月、生き別れた父の親族が沖縄に住んでいることが判明したアデライダさん。12月にも沖縄を訪れ、親族との対面や父の墓参りが実現する予定です。