食事に含まれる栄養や使われている食品に基づく「食事の質」について、10代後半から20代前半で最も低下することが、東京大学の研究グループの調査で明らかになりました。

 東京大学の研究グループは、2016年から2020年まで、1歳から79歳の日本人の男女4455人の食事の記録から、食品や栄養の充実度、バランスなどを数値化し、「食事の質」を評価しました。

 その結果によりますと、男女ともに10代後半から20代前半で「食事の質」が最も低下し、年齢層が上がるにつれて上昇する傾向にありました。

 収入や教育歴が高いほど本人やその子どもの食事の質が高く、一方で、朝食を抜きがち、喫煙をする、残業が多いといった生活習慣を答えた人で「食事の質」が低い傾向にあったということです。

 研究を行った東京大学大学院の大久保特任教授は、「若年層で食事の質が低い背景には進学・就職での生活環境の変化が関係している可能性がある。健康的な食事について、選び方を学ぶ機会と選びやすい環境の両方が重要」とコメントしています。