宮城県内では2日、過去最多となる720人の感染が確認されましたが、今後、どこまで感染が広がるのしょうか。

 感染症が専門の順天堂大学大学院の堀賢教授は「今週から来週にかけてピークを迎え、その後、感染者は徐々に減っていく」との見解を示しています。

 順天堂大学大学院堀賢教授「1月9日の実効再生産数が7まで出ていましたので、1人が7人にうつすということで、すごい感染拡大の勢いがありました」

 「でも、2月1日になると、実効再生産数が1.72。ということは、1人が2人以下にしかうつさない状況ですから、感染拡大の勢いは、徐々に沈静化してきてるということになります」

 「ですから、今週から来週にかけてが一つのピークかなと考えてあげればいいと思います」

 堀教授は、県内の感染状況について「増加率は徐々に落ちてきている。再来週以降減少の局面に入る」との見解を示しました。

 そして、県内で自宅療養者が増えていることを受け、体調の変化には細心の注意を払うよう呼び掛けています。

 順天堂大学大学院堀賢教授「倦怠感が強く息切れが強いというような状態が続いて、ほんの数メートル歩くのもゼーハーゼーハーしてしまって息が切れてしまう場合は、これは肺炎がかなり大きく進行している段階になるので、相談センターとか見守りセンターにお電話いただきたいと思いますね」

 「お子さんの場合はですね、なかなか自分の症状を的確に大人のように言い表せないことがあって、非常に不機嫌になったり、ぐったりと元気がなくなったり、そういう反応で見ていくしかないと」