4月の1カ月間に、宮城県内のホテルや旅館に宿泊した人の数が、前年4月の3.46倍だったことが分かりました。移動制限が無かったことが要因とみられています。

 調査は、県ホテル旅館生活衛生同業組合が実施したもので、加盟施設の約半数に当たる119の施設から回答がありました。

 4月の宿泊者数について、前年4月と比べたところ、県全体で3.46倍と大幅に増加しました。

 地域別では、仙台市の作並が最も増えていて7.68倍、次いで大崎市の鳴子が3.77倍、石巻市や気仙沼市など三陸エリアが3.42倍、ビジネスホテルが多い仙台市も2.40倍でした。

 組合では、今回はまん延防止措置などの移動制限が無かったことが大幅な増加につながったと分析しています。

 しかし、2019年4月と比べると県全体では0.74倍にとどまっていて、コロナ前の水準には届いていません。