2008年の岩手宮城内陸地震で大規模な地滑りが起きた宮城県の栗駒山麓一体は、大地の成り立ちなどが学べるジオパークに認定されています。
そのジオパークの中心である荒砥沢の地滑り内部で、ガイドらに向けた説明会が初めて開かれました。
最大震度6強を観測した岩手宮城内陸地震により、荒砥沢では長さ1.3キロ、幅900メートル、深さ150メートルにわたり国内最大規模の地滑りが発生しました。
25日、普段は入れない地すべり地帯の内部に初めてガイドらが立ち入り説明会が開かれました。
東北学院大学の宮城豊彦名誉教授が自然災害との共生というコンセプトのもと、きちんと現場を理解することが必要と話しました。 東北学院大学宮城豊彦名誉教授「危ない所は行かない、安全な所はしっかり見せていく、そうじゃない所は工夫をしたらどうなのか、そういうことを提案していく」
また東北大学が24時間監視している範囲では2011年以降、地すべりは無く安定していることが報告されました。