1日に亡くなった、アントニオ猪木さん。親交のあった宮城県東松島市の渥美巖市長は、会見で被災地に心を寄せていたことに触れ「大変お世話になった」と述べ猪木さんの死を悼みました。

 渥美巖東松島市長「一般の国会議員とはスケール感が違う人だと思った。大変お世話になったとかみしめている」

 東松島市の渥美巌市長は4日の会見で、亡くなったアントニオ猪木さんについて「東日本大震災の被災者を激励してくれた。感謝したい」と述べました。

2011年4月

 被災者「猪木さん、闘魂注入してください。やったー」

 アントニオ猪木さん「元気があれば復興も出来る。1、2、3ダー」

 アントニオ猪木さんが東松島市を訪れたのは、東日本大震災の発生から1カ月も経たない2011年の4月5日で、当時、宮城県議会議員だった渥美市長に「被災地を元気づけたい」と連絡が入ったということです。

 猪木さんは、市役所や避難所に支援物資を届けたほか、厳しい環境で避難生活をしていた被災者に「闘魂注入」の平手打ちをするなど笑顔と元気を届けてくれました。

 渥美巖東松島市長「猪木さんが自ら行動してこちらに来て、皆さんを勇気づけてくれたことがやっぱり忘れられないなと思う」