埼玉県や群馬県で1時間100ミリを超える「記録的短時間大雨情報」が相次いで出されています。

■「記録的大雨」相次ぐ

 激しい雨音が響きます。10日午後6時すぎのさいたま市大宮区。周囲が暗くなるにつれ、雨は強まるばかりです。

 駅前の大通り。視界は白くかすんでいます。埼玉県には記録的短時間大雨情報が出されました。

■都心で激しい雨 帰宅直撃

 午後6時すぎ、東京都内でも雨が降り始めました。

 線状降水帯予測情報が発表された関東。帰宅ラッシュを直撃しています。

 夕方になり、関東では記録的短時間大雨情報が次々に発表されています。

 気象庁は関東1都5県に午後3時ごろから夜遅くにかけ、線状降水帯が発生する恐れがあると警戒を呼び掛けています。

 記録的短時間大雨情報が発表された福島県。白河市では、午後1時20分までの1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。

 駐車場に吹き付ける雨と風。台風のような景色が広がる福島県では停電も起きています。

撮影した鈴木博之さん 「強い台風が来た時と同じような感じとプラスアルファの落雷がひどかったので、今現在も停電が続いている」

 福島県には午後、活発な雨雲が掛かり続けました。大雨洪水警報、さらに土砂災害警戒情報も出されました。

 福島県の駐車場。激しい雨がたたき付け、雷鳴も聞こえます。

 東北新幹線は雨の影響で一時、運転を見合わせました。

 雨雲は徐々に関東へ南下します。

 午後2時すぎの千葉市内。急な雨に傘を持たない人も…。傘を持っていても、ずぶ濡れです。排水が追い付かないほどの急な雨となりました。

 関東地方では夜遅くにかけて線状降水帯が発生する可能性があり、災害につながる危険度が急激に高まる恐れがあります。