マダニが媒介する感染症「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」の全国の感染者が135人となり過去最多を更新しました。致死率は3割ほどとされていて注意が必要です。
SFTSはウイルスを持つマダニにかまれて起きる感染症の一つです。
発熱や吐き気などを引き起こし、致死率は27%ほどとされています。
JIHS(国立健康危機管理研究機構)によりますと、8月10日までの全国の感染者は135人となり、過去最多だった2023年の1年間での134人を超えました。
都道府県別では最も多いのが高知県の14人で、次いで長崎県と大分県で9人、島根県と熊本県で8人となっています。
これまで感染の確認は西日本が中心でしたが、今年初めて北海道でも確認されています。
専門家は農作業や山に入る時は肌の露出を少なくし、マダニにかまれてしまった場合は自分で取り除かず、速やかに医療機関を受診するように呼び掛けています。