ホテル密会問題で揺れる前橋市の小川市長が、市民との対話集会に参加しました。このなかで、市長は「孤独で相談する相手がいなかった」と釈明したということです。

■前橋市長 市民と“直接対話”

前橋市 小川市長(対話会での発言) 「マスコミ報道やSNSをなるべく見ないようにしているんですが見てしまい、応援のメッセージが少ないので相談したいなと」

 市民を前に、率直に話した前橋市の小川市長。13日、前橋市内のホテルで非公開で行われた市長と市民の対話会でのやり取りです。

 出席した人は…。

対話会の参加者 「『ロの字形』にして、周りを囲む感じ」

 冒頭、市長から経緯の説明があったということです。

対話会の参加者 「(Q.納得した?)私的には6割ぐらい納得。あとの4割はまだこれだと釈然としない」 「新しいことは特になかった」

 進退について「時間が欲しい」としてきた市長。13日は、市民に本音を漏らす場面もありました。

■「市長は孤独」漏らした本音

前橋市 小川市長 「男女の関係はないが、誤解を招く軽率な行動であったことを深く反省している」

 既婚者の男性職員と、複数回ホテルで会っていたことを認めた前橋市の小川市長。13日、市内で非公開で行われた市民との対話会で、市長はどう説明したのでしょうか。

前橋市 小川市長(対話会での発言) 「ここまで大変だったことはないのと、自分が反省しなければならないことはあるが、それ以上にマスコミの過熱している状況に何も手だてが取れないのはきつかったなと」

 本音を漏らす場面もありました。

対話会の参加者 「疲れているんだろうなって、5キロくらい痩せたと言っていた。副市長が女性なので相談すればよかった。性別が違うと問題になる。副市長に相談すればいいのに何でしなかったんだろう」 「『本当に孤独で相談する相手がいなかったので、判断を誤った部分もあるかもしれない』と。社会常識に照らし合わせてホテルが適正だったかどうか」

■前橋市長“進退”どうなる

 13日の対話会は、市長の支援者が「一連の騒動について市長に直接聞いてみよう」とSNSで呼び掛けたもので、冒頭には、こんな説明もあったそうです。

対話会の参加者 「『小川市長頑張れ』という方向の署名を頑張っているという報告があった。いろいろな受け答えから続投することを前提とした答えだった」

 進退について小川市長は、これまで「時間が欲しい」としていましたが、参加者によると、小川市長は対話会の中でも進退について明らかにしなかったということです。