デンマーク政府は国民の“読書離れ”を防ごうと、書籍に課している税金を撤廃すると明らかにしました。

 デンマークの書籍に対する消費税は現在25%で、世界で最も高いとされてます。

 こうしたなか、エンゲルシュミット文化相は20日、書籍に課している税金を撤廃すると明らかにしました。

 SNSや動画配信サイトの広がりにより国民の読書離れが進んでいて、「危機に対してあらゆる手段を尽くす」と現地メディアの取材に答えています。

 書籍の税金撤廃で見込まれる年間約76億円の減収分は国の余剰金で補うということです。

 デンマーク政府は6月にも若者の読書への意欲を高めるためとして、公共や学校の図書館の書籍を充実するためなどに約5億6000万円投じると発表しています。

画像:エンゲルシュミット文化相のSNSから