ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアのプーチン大統領が首脳会談に応じない場合、強力な制裁をアメリカに求める考えを明らかにしました。また、会談場所についてハンガリーは対象外という認識を示しました。

 ゼレンスキー大統領は21日にSNSを更新し、「ロシアから真の交渉に臨み戦争を終わらせるという信号が依然としてない。圧力と強力な制裁・関税が必要だ」と投稿しました。

 現地メディアによりますと、ゼレンスキー大統領は20日夜、記者団に対し、プーチン大統領が首脳会談に応じなければアメリカに追加制裁を求める考えを明らかにしていました。

 会談場所についてはスイスやオーストリア、トルコを候補地として挙げ、モスクワとハンガリーについては否定しています。

 また、停戦合意の成立後、安全を保証する枠組みへの参加を検討している国は30カ国あると述べ、日本には資金面での支援に期待感を示しました。

 一方、中国はドローンなどでロシアを支援していて、「侵攻以降、本当に必要とした時に助けてくれなかった国は必要ない」と述べました。