石破総理大臣はアフリカ開発会議の晩餐(ばんさん)会であいさつし、「総理大臣をやっていてあまり楽しいことはない」などと愚痴をこぼす場面がありました。

石破総理大臣 「こうして皆様方を日本にお迎えをして、テーブルを囲むことができます。大変うれしく思っております。もう仕事の話はやめましょう。疲れますから」

 石破総理は21日夜、横浜で開かれているTICAD(アフリカ開発会議)の晩餐会を主催しました。

 開会スピーチの冒頭、こう切り出して日本式の「おもてなし」について説明しました。

 晩餐会では旬の食材を使った料理や地元鳥取県のスパークリング清酒、被災地・石川県の日本酒などがふるまわれました。

 また、スピーチの最後は「石破おろし」の動きも念頭にぼやいてみせ、会場の笑いを誘いました。

石破総理大臣 「大統領とか総理大臣とかやっておりますと、あんまり楽しいことはございませんで。そこで(岩屋)外務大臣、笑わない。楽しいことはそんなに多いわけではございません」