楽天イーグルスは26日、年に一度の青森県弘前市での試合でした。岸が通算170勝。ボイトのグランドスラムで首位ソフトバンクに大勝です。

 3カード連続負け越しの楽天は弘前市と秋田市でソフトバンクと2連戦。今シーズンは0勝3敗の東北シリーズ、弘前市で今シーズン初勝利を狙います。

 中6日で先発の岸は3回表、先頭バッターを村林のエラーで出塁を許すと、更にライト前ヒットを捕球した中島がサードへの送球エラー。守備のミスで先制を許してしまいます。なおもランナー3塁とピンチは続きますが、牧原と近藤を緩急自在の岸らしいピッチングで打ち取り、最少失点で切り抜けます。

 楽天は3回裏に村林のタイムリー2ベースですぐさま同点に追いつき、更に5回裏、中島のスクイズで勝ち越しに成功した後満塁のチャンスでボイトが勝利を大きく引き寄せるグランドスラム。防御率1点台で自身9連勝中の大関から6点を奪います。4回以降は安定したピッチングを見せた岸は、6回1失点でチーム最多の6勝目、通算勝利数は170勝を挙げてソフトバンクとの初戦貴重な白星に貢献しました。

 岸孝之投手「今年一番だったと思います。こうして弘前の皆さんの前で投げることができて、そして勝つことができて楽しんでもらえたかと思います。最高です」

 岸は先発として400試合目の登板でもありました。「いい時以外も投げさせてもらった積み重ね。首脳陣に感謝したい」と語っていました。

【26日】楽天10−3ソフトバンク@はるか夢球場(青森・弘前市)