アメリカのトランプ大統領は国内テロ組織とその資金提供者を調査する新たな大統領令に署名しました。

 トランプ大統領は25日、国内テロ組織の調査、阻止、解散を目的とした新たな大統領令に署名しました。

 FBI(アメリカ連邦捜査局)と司法省などで合同の対策チームを作り、過激派の政治団体を含む国内テロ組織と、その資金源を調査するとしています。

 特定の団体は名指しされていませんが、10日に保守系の活動家、チャーリー・カーク氏が銃撃されたことを巡り、トランプ大統領は「容疑者は左派だ」と主張していて、左派勢力に圧力を強めています。

 アメリカの有力紙ワシントンポストは、この大統領令は「左派団体のみを対象としている」と指摘しています。

 トランプ大統領は22日、ファシズムに反対する運動「アンティファ」を国内テロ組織に指定する大統領令にも署名しています。