宮城県気仙沼市で、今シーズンのアワビ漁が解禁されました。

 気仙沼市波路上の沖合には、150隻ほどの漁船が繰り出し午前7時の合図とともに一斉にアワビ漁が始まりました。

 漁師たちは漁船から箱眼鏡で海底をのぞき、長さ5メートルほどの鍵竿を使いアワビを引き上げました。

 県漁協によりますと、今シーズンの価格は前年並みの10キロ当たり5万4000円で取り引きされるということです。

 2023年に福島第一原発事故による処理水が放出されて以降は、中国の禁輸措置により需要が低迷していて、3割ほど価格が落ち込んでいるということです。

 水揚げされたアワビは、主に東京の築地市場や仙台の市場に出荷されます。