大規模な洪水被害が続くパキスタンでは6月下旬以降800人以上が死亡し、避難者数は15万人を超えました。
パキスタンではモンスーンによる大雨と隣国のインドが氾濫したダムや増水した河川の水をパキスタンとの国境付近に放流した影響で、洪水の被害が拡大しています。
6月26日以降、洪水での死者は800人を超え、避難者数は15万人以上と発表されています。
住居や道路の浸水、さらには橋が流されるなど、各地で被害が出ています。
パキスタンでは例年7月と8月が雨季のピークとなるため、今後も被害の拡大が懸念されています。
AP通信によりますと、地元当局は住民に対し最高レベルの警報を出し、河川や土地の低い場所に近付かないことや、不要不急の移動を控えることなど、命を守る行動を取るように呼び掛けています。